今日は試乗会のことを。
と、言うか、サロモンBBRと4FRNTレネゲのインプレです。
かなりヤバいんで
物欲の強い人は読まないことをおススメします。
欲しくなります。
僕はかなり2本欲しくなってしまい、本気で悩んでます・・・
平標での山滑りを早めに切り上げ、苗場の試乗会に参加。
とはいえ、時刻はすでに14時。
2時間券(2700円)購入。(高い!!!)
無料で乗れる板は3本まで。
サロモン BBR 8.9 186cm
4FRNT Renegade
リバティ モーフィック
をチョイスしました。
ちなみに当日の苗場の様子は、
当日の朝まで降雪と強風。
昼前くらいから風収まり、はげしく日射。
コースわき一部パウダー、ほぼ極悪モナカ。
コースない荒れ荒れ。
それではインプレスタート!
もちろん最大の目的は・・・
もちろん・・・
☆サロモン BBR 8.9 186cmこの板、これだけ大大的に宣伝しているにも関わらず、以外に情報が少なくてね。
BBRには8.9と7.9の2種類があります。
7.9は整地での滑走性能をアップしていて、構造も多少の違いがあるようです。
もちろん僕は8.9のよりウエストが太い方を試乗です。
全体的な感想は、形状からは想像できないしっかりした板。
普通に操作できます。よく走ります。
すべてが異次元!というようなキャッチフレーズですが、すべてに高次元!というほうが近い気がします。
まず、整地ではしっかりと板が斜面をとらえてくれて、バタつきがありません。小回り、大回りともに安定していました。扱いも楽で、思った弧を描けると思います。
ただ、現在の板のような乗るだけでキれる!的なオートマチックな感じではありません。どちらかというと、自分で弧を考えて、踏んで倒して角付けしていくと、よりいいと思います。
滑走感覚はやや特殊で、トップから雪面をとらえる!というより、足元からテールにかけて切れあがっていく感じがしました。このあたり、サーフィンに近いかもしれません。サーフィンって足の下に波のパワーを感じますよね?あれです。足の下に雪からの力を感じます。テールよりにグライド気味にターンを仕掛けると、非常に気持ち良く、テールが雪面を切っていくのを感じます。テールを入れて、波の力でターンするサーフィンの感覚に確かに近い!遅れた体を戻す時などもスムースに体を導いてくれるようなハリがあり、これが実に気持ちいい。体を前のほうに持っていけば板が走り、後ろめにポジションするとグライドターンするなんてあたり、まさにサーフライドですね。テールがやや長く見えましたが、引っかかりもなく、不思議な板です。
不整地、というか、荒れパウやモナカでの滑走ですが、これがすごい!なんの問題もなく滑れました!かなり極悪系な腐れ雪でしたが、とくに引っかかることもなく、進む進む・・・しかも、特に技術がいる!ということでもなく、楽に操作できると思います。
飛び系は?Bigな飛びは自分の技術ではテストできませんが、コースわきのギャップや壁当てやプチマッシュはテストしてきました。スゥイングウエイトは軽い方だと思います。飛び出した時のバランスがいいです。このあたり、さすが1080やポケロケの系統だと感じました。
肝心のパウダーですが、残念ながらテストできませんでした・・・しかし、トップのあの広さとロッカーは浮力とスピードを確実にGetできると思います。整地や荒れ地での操作性は間違いないので、パウダーはだめってことは、まずないでしょう?問題はウエスト~テールの浮力でしょうかね。しかし、この点で、僕は心配していません。ウエスト89は、ちょいと前のころならFatに定義されていたし、前々から僕は主張しているのですが、「幅=浮力」ということだけではなく「スピード=浮力」なのです。幅広トップで浮き上がるきっかけを作り、走りのいい板にロッカー形状とくれば、スピード出るでしょ?ピンテールは抜けの良い失速することのないターンを約束するでしょう。
さて、テレマークではどうか?テレマークってターンの度に失速することあるよね?この板、ターンでの失速を最小限に抑える作りだとしたら・・・いいんじゃね???(勝手に妄想)
気になるBinの位置などは、現在テスト中だそうで、もしかすると今後テレマーク試乗が可能になるかも?とのこと。いいですね~是非実現して欲しいもんです。
パウダーに限定するなら後述するレネゲートなど、もっと適した板があると思います。でも、ほんとに1台でゲレンデも山も!と言うなら、これはかなりおススメです。実際、あの苗場の何でもないつまらないゲレンデが楽しく感じました(笑)
山で試したかった・・・
(まっ、もう買うことで決定しましたがね・・・)
☆4FRNT Renegade
http://vimeo.com/17329395
これ・・・、マジで・・・、ヤバいっす。
いままでのパウダー板、かすみます。
整地はそれなりです。ロッカーでリバキャンですから。
面で滑る板にしては、かなり操作できる方、って思ってください。
でも・・・
パウダー・・・
マズいです。
苗場の大斜面と下のゲレンデをつなぐ迂回コースに「うっかりパウダー」が残ってたんです。(ロープ外だったんですが・・・)
抜群の浮力とスピードでマイルドな雪面タッチ。
突然目の前に現れた木を何事もなかったかのようにかわせる操作性。
とにかく、抜群にいいんです。扱いやすい!
わたくし、欲しいです・・・
BBRが開発されてなければ、これ、買ったでしょう。
(たぶん、数年後にレネゲの後継モデルが出たら買います)
で、気になって調べたら・・・
ハンドメイドって、まさにハンドメイド!だったんすよ!!!
通常、スキーってどこぞの大メーカー工場OEMだったりするじゃん?
(もちろん4FRNTの他の板がそうであるように)
ハンドメイドってうたってたって、最終工程のいくつかに手を加えてるだけ!とかありそうじゃん?
違うの~レネゲ!!!!!
マジでソルトレイクの自社工場(ってえかガレージ?)で、なんとか機械を手に入れて、エリック自分たちで作ってるの!!!!!
すっげえ!
White Room ってカテゴリーはこのガレージFromのこと。
何度もテストを重ねて、これがいい!って自信を持った製品のアイディアを、自分の手で形にする・・・
ヤベえ・・・
サロモンが巨大企業の開発力と蓄積された経験でBBRを生み出すのも、それはそれで素晴らしい。
でも、4FRNTがこの板に限っては儲けとか大量生産のマケ論とかを無視して、自分たちの理想の板を世に送り出すのは、もっと素晴らしい!
こりゃ、ちょっと、心揺れました。
(今は買えませんが・・・)
☆リバティ モーフィック
いやいや、いい板でしたよ。
でも、前2台に乗ったあと・・・
正直かすみますね。
リバティ全体に言えることですが、どのモデルも軽い!!!
これは、すごい。物理的に軽いです。
(ちなみにレネゲなどは、もちろんそこまで軽くはないんですが、全体のバランスがいいのか、軽く感じるんですよね。)
ただ、軽さが災いするのか、安定感がイマイチでした。バタつくんですよね。
すいません。
とにかく、かすんじまって・・・
インプレになってませんね(笑)
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