もうちょっと書くことにした。
分野が違うから分けてみた。
先週末、ツタヤ半額とのことでビデオを借りました。
「大停電の夜に」
という邦画をみた。淡々と進み、大きな事もなく、終わる。
なんというか、僕的には面白いとは感じませんでした。
何でなのか考えた。
大まかな話は、大停電の夜、いろんな人たちの出来事や心理を描いているのですが、
軸になる人が何人かいて少しづつ繋がっていき・・・
という感じです。キャストは豪華です。
タランティーノの「フォールームス」みたいな手法なのですが、それが一つ一つの話がバラバラにすすんで最後に見事に一つにしちゃう的な展開なのに対して、コレはそこまでバラバラではなくて本編を通して少しづつ見えてくる作りです。(ちなみに去年公開された三谷のホテルでのバタバタ映画(名前忘れた)はこのタランティーノの作品の完全なパクリだと思うのですが・・・まっ、もともと三谷作品の真髄はすべてパクリをオリジナルみたいにみせちゃうところなんですがね・・・)
その手法が逆に全体で見たときにテーマというか軸をぼかしてしまった?ような作品になってしまい、イマイチ面白さが伝わらない原因のような気がします。
しかし、全体としてはいい作品なのかな?と思います。
それなりに複雑なそれぞれの展開がわかりやすく描かれていて、蝋燭の明かり(停電中なので・・・)を通した映像も美しいし、でも先が簡単に読めちゃう的な単純さもなく、家でレンタルDVDでみるならお勧めですかね。
ここで、スキーの話になってしまうのですが、こんなことを考えていてピンときました。
なぜ、アイコン5を見ていてダレてしまう時間があるのか・・・
アイコン3と4で、最初は3がいいな~と思っていたのですが、4も何度も見ていくうちにいいな~と思ってきたように、単にもっと何度も見込んでいけば変わるかと思っていたのですが、違った!
まさに、この現象なのかな?と思います。
ケニアさんの2年間の思いが詰まり過ぎて、いろんなシーンを取り込んで、たくさんのライダーをフューチャーしていくうちに、アイコンのアイコンたる軸がブレてきたんだ!テーマやコンセプトがボケてしまったのではないか?そう思いました。
数年前にはPBP(プアーボーイズプロダクション)もこの罠にかかっていたように思います。
それはPBPもそうだったように、エビスフィルムも大きく成長していく過程なのかもしれません。
でも決して、それでもアイコンは僕たちのNO.1ムービーであるという地位は変わりませんがね・・・